思考再開

自分さえ良ければ社会から、助け合い・共存共栄社会へ

目の前の困っている人を助けることができる社会へ

「目の前の困っている人を助けること」よりも「仕事」の方が大事な現代人

例えば、近所のご夫婦が、老老介護で疲れ切っているとします。「お気の毒に……」と思いながらも、そそくさと満員電車に乗り込み、会社に行かなければなりません。目の前に困っている人がいても、容易に手助けをすることができない世の中です。

「仕事の方が大事」なのです。いや、これはさすがに言い過ぎですね。「仕事の方を優先せざるを得ない社会」なのです。

ベーシックインカムがあれば、変わるとは思いませんか?

目の前の困っている人を助けることができる社会へ

ベーシックインカムが導入されれば、多種多様な働き方ができるようになります。週3日勤務といった働き方も可能になります。週3日は会社でバリバリ働いて、週2日は老老介護をされているご夫婦の「日用品のお買い物」を代行する、といった「仕事+ボランティア」といった生活もできるようになります。

老老介護はたいへんです。買い物の代行をしてくれる人がいるだけでも、ずいぶんと助かることでしょう。時間にも心にも余裕が生まれます。品物の受け渡しの際に、少し顔を合わせて、少し会話をする人がいてくれるだけで、気持ちが楽になるはずです。今の世の中に欠けてしまった「誰かが見守ってくれている」という感覚を、取り戻すことができるのです。

「お気の毒に」「かわいそうに」といった優しい感情だけで、世の中が良くなることはありません。私たちは「目の前の困っている人を助けることができない社会は、どこかおかしい!」と、まずは、はっきりと口に出して言うべきです。

何でもかんでも、賃労働に結び付けて考えるのは、やめにしましょう。もっと普通に「目の前の困っている人を助けることができる社会」を目指しませんか?

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