思考再開

自分さえ良ければ社会から、助け合い・共存共栄社会へ

ベーシックインカムが導入されれば、通勤時間が短くなる

近所の会社で働くことができるようになります

ベーシックインカムがあれば、老後への不安がなくなるので、「給料の多い少ない」で、会社を選ぶ必要がなくなります。「いざというときに、食いっぱぐれることがないように、手に職をつけておこう」などと考える必要もなくなります。

多くの会社が「誰にでもできる仕事化」を進めるようになれば、私たちは「業界」や「業務内容」を判断基準にするのではなく、「家から近いかどうか」を判断基準にして、会社を選ぶことができるようになります。

長い通勤時間は「命」に対して失礼です

ベーシックインカムが導入されていない社会においては、老後の不安を解消するために、少しでも待遇の良い会社に就職して、通勤時間に片道60分、往復120分かける……といった生活をしている人たちがたくさんいたとしても、仕方のない話です。

ベーシックインカムが導入された社会においては、老後の不安がないおかげで、あまり待遇に拘る必要もなく、家から近いという理由だけで会社を選ぶこともできるので、通勤時間に片道10分、往復20分だけかける……といった生活ができるようになります。

後者は前者に比べて、1日あたり100分もの時間の余裕を持つことができます。たった1日だけの話ではありません。定年退職するまでの毎日の話です。

もちろん、どうしてもやりたい仕事があって、特定の会社でなければその業務に携われないというのであれば、何時間でもかけて通勤する価値はあると思います。シリコンバレーでしかできない仕事であるならば、シリコンバレーにいけばいいのです。素晴らしい人生だと思います。

しかし、「老後への不安から、少しでも良い条件・良い待遇の会社で働かざるをえない。遠い勤務地であったとしても、我慢して通わなければならない……」といった人生は、本当に残念な人生だと思います。

「残念な人生」などといった表現は、いささか生ぬるいですね。
「命を粗末に扱っている」と表現した方が、率直で、的を射ているかもしれません。

通勤時間が短くなれば、人生が豊かになります

通勤時間が短くなって時間に余裕ができるようになれば、人生は豊かになります。多くの問題や悩みも解決できるようになります。

  • 家族や恋人と一緒に過ごす時間が増えます。
  • 趣味に没頭することができる時間が増えます。
  • コンビニ食を減らして、料理を作る時間ができます。
  • 男性も育児参加ができるようになります。
  • 夫婦間のすれ違いは少なくなり、離婚率が減ります。

私たちは本当に些細なことで、すれ違ったり言い争ったりします。現代人の思いやりのなさや、他者への無関心は、心に余裕がなくなっているからです。心に余裕がなくなっているのは、時間に余裕がなくなっているからです。

「忙しい」とは「心」を「亡くす」こと。昔の人は、うまいこと表現していますね。
私たちはもっと真剣に、社会全体の通勤時間を短くすることを、考えるべきではないでしょうか?

通勤時間の有効利用は、苦肉の策でしかありません

通勤時間を有効利用して、本を読んだり、スマートフォンで調べものをしたり、といった人たちは多いかと思います。これはこれで前向きな姿勢ではあるのですが、その有効性にはどうしても限界があります。

通勤の際にできることは限られています。本を読んだり、スマートフォンをいじったりすることはできても、料理を作ったり、子どものオムツを取り替えたりすることはできないのです。通勤時間の有効利用は「苦肉の策」でしかないのです。

私たちは、通勤時間を有効利用することではなく、通勤時間自体を短くすることを考えるべきなのです。

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