思考再開

自分さえ良ければ社会から、助け合い・共存共栄社会へ

ベーシックインカムがあれば、新しいことにチャレンジしやすくなる

失敗しても死なないので、新しいことにチャレンジしやすくなります

「失敗した人」とは「チャレンジした人」でもあるので、それなりに評価されるべきである、という考え方があります。このような考え方がもっと一般化されればいいのですが、現実は厳しく、世間は冷たいものです。何か新しいことを始めて、失敗すれば、下手をすると死んでしまう……。それが今の世の中です。そんなわけですから、私たちは、なかなか新しいことにチャレンジすることができません。

ベーシックインカムが導入されれば、何かに失敗したとしても、とりあえずは「餓死」することはなくなります。私たちは、新しいことにチャレンジしやすくなります。当たり前のことですが、とても重要なことです。

「協力者」を得やすくなります

今の世の中は、新しいことを始める際に「協力者」を得るのが、難しいです。
家族に協力を求めれば、「そんなことは止めて欲しい、失敗したらどうするのだ」と言われます。気心の知れた友人に協力を求めれば、「応援することはできるが、協力することはできない」と言われます。まあ、仕方のないことだと思います。

ベーシックインカムが導入されれば、協力者を得やすくなります。
協力を求める側は、気軽に協力をお願いしやすくなりますし、協力を求められた側も、協力に応じやすくなります。それもこれも、失敗したとしても餓死することがないからです。

何かを始める際に、協力者がいるのといないのとでは大違いです。お互いに足りないところを補い合うことができるというメリットがあるのはもちろんですが、何といってもモチベーションが保ちやすくなるというメリットが大きいと思います。料理と同じです。自分ひとりのために料理を作るのは面倒です。けれども、一緒に食べてくれる人がいてくれれば、作る量と手間が増えるにもかかわらず、意外と面倒ではないものなのです。

「資本主義的なもの以外」へのチャレンジができるようになります

今の世の中だと、何かにチャレンジするにしても、どうしても「資本主義的なもの」へのチャレンジに限られがちです。このことが、何とも社会の発展を妨げているように思います。

ベーシックインカムが導入されれば、例えば「ダンゴムシの研究」に人生のすべてを費やす人が出てきます。「ダンゴムシの研究なんかしても、何の役にも立たない! そんなことをしている暇があったら、額に汗して働け!」などと私たちは思いがちですが、それは大きな間違いです。

ひょっとしたら、あるダンゴムシの研究者は、80歳を迎えて、死ぬ3日前になって「ダンゴムシには、地震予知能力がある!」ということを発見して、ものすごい勢いで論文を書き上げるかもしれません。全人類の幸福に貢献するかもしれないのです。

彼(彼女)が、「人生の、どのタイミング」で「どの分野」で「どのような成果」を上げることになるのかなんて、誰にもわからないのです。

もちろん、何も発見できずに、80年の生涯を終えることになるかもしれません。しかし、それでもいいのです。これは「可能性」や「確率」の問題なのです。ダンゴムシの研究を続けたとしても、ダンゴムシから貴重な情報を得ることができるとは限りません。しかし、ダンゴムシの研究をしなければ、ダンゴムシから貴重な情報を得ることは「決して」ないのです。

現在のようなベーシックインカムのない社会では、誰もが同じように「資本主義的なもの」ばかりに目を向けてしまうので、社会全体の幸福につながるような「大発見」や「大発明」をしてくれる人が出てくる確率が、どうしても下がってしまうのです。

ベーシックインカムを導入して、「新しいことにチャレンジして、失敗したとしても、餓死することがない社会」にしてしまえば、「資本主義的なもの以外へのチャレンジをしよう!」といった人たちが増えるので、社会全体の幸福につながるような「大発見」や「大発明」をしてくれる人が出てくる確率が、今よりも上がることになるのです。

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