思考再開

自分さえ良ければ社会から、助け合い・共存共栄社会へ

会社の将来ではなく、自分の逃げ切りを考える私たち

私たちの多くは自分が逃げ切ることだけを考えています

私たちは、自分の身を守ることに必死です。本来であれば、力を合わせなければならないはずの、職場の仲間たちとも、水面下で戦っています。

ホワイトカラー(例えば管理職)は、ブルーカラー(例えば現場労働者)を、いかに安く使って、いかに自分の評価を上げようか、と考えます。ブルーカラーは、自分たちの技術が奪われないように、自分たちが安い賃金で使われないようにと、「仕組み化」「マニュアル化」を拒み、仕事を囲い込みます。当然、技術の継承も難しくなります。

誰もが「会社の将来のことを考えて仕事をしよう!」などと口にしますが、実際は、自分の利益や自分を守ることしか考えていません。私たちの多くは、「たとえ会社全体の利益が下がることになったとしても、自分が定年退職まで逃げ切れればいい」と考えているのです。

これで業績が上がるわけがありません。
景気が悪い? 人手が足りない? 
それ以前の問題なのです。

人間関係においては「1+1=2」であるとは限りません

「1+1=2」というのは、数学での話です。人間関係においては、必ずしも「1+1」が「2」であるとは限りません。

会社全体の利益を考えて、協力し合えば、例えば「1人+1人=2.2人分の成果」をあげることができるはずです。ひとり当たりの分け前も増えるのです。

たとえ会社全体の利益が下がることになったとしても、自分の利益を確保することを最優先したいと考えて、不毛な競争をするから、例えば「1人+1人=1.8人分の成果」しかあげられないのです。ひとり当たりの分け前も減るのです。

私たちは、前者ではなく後者を選んでいます。分け前が少なくなってしまった私たちは「将来への不安」を増幅させ、だからこそ自分の身は自分で守らなければならないという考えに支配され、再び不毛な競争を繰り返すという「負のスパイラル」に陥っているのです。

お互いに信頼し合って、足りないところを補い合って、会社の利益を最大化して、ひとり当たりへの分け前を増やす……。同じ会社で働く仲間たち全員で、幸せになることを考えるべきなのです。そういった会社が増えれば、社会全体の利益も最大化され、国民ひとり当たりへの分配も増えます。貧困で苦しんでいる人たちのところにも、生活に必要なモノやサービスが行き渡るようになるのです。

私たちが幸せになれないのは、「奪い合う」からです。しかも悪いことに、それを「生きる力」だと誤解しているのです。「分け合う」ようにすれば、誰もが幸せになれるのです。

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