思考再開

自分さえ良ければ社会から、助け合い・共存共栄社会へ

「働かない人」よりも「働くことを利権にする人」の方が問題である

ベーシックインカムが導入された社会における労働に対する報酬について

ベーシックインカムが導入されたとします。
働きたくない人は、「ベーシックインカムの給付金だけ」で生活することになります。
働きたい人は、「ベーシックインカムの給付金+労働による収入」で生活することになります。

さて、「労働に対する報酬」は、どれくらいに設定すればいいのでしょうか?
職業によって変わってはきますが、私は「色をつける程度」でいいと思っています。あまりに多くの報酬を与えてしまうと、「働くこと」「利権」になってしまうからです。「利権」のために、足の引っ張り合いや蹴落とし合いが生じて、社会全体の利益の最大化が阻害されることだけは、避けなければなりません。ベーシックインカムを導入した意味が薄れてしまいます。

「この仕事が好きだ」という人たちだけで働きましょう

色がつく程度の報酬では、「働きながら生活している人たち」が「働かずに生活している人たち」に対して、不公平感を覚えるかもしれません。しかしこの問題は、簡単に解決することができます。不公平感を覚える人には、「働かないで生活する側」に回ってもらえばいいのです。その人自身が「働かない側」に回ってしまえば、不平不満を口にする理由はなくなります。

「働かなければ生きていけない社会」においては、不公平感を覚えることがあったとしても、仕方がありません。しかし、「働かなくても生きていける社会」において、「働くこと」も「働かないこと」も自由に選択できるにもかかわらず、あえて「働くこと」を選んでおきながら、「働かずに生活している人たちはズルい!」と言うのは、まったく筋が通りません。

「この仕事が好きだ!」「この仕事を通して社会貢献がしたい!」「無料でもいいから、手伝わせてほしい!」といった人たちだけで働くようにすれば、それで十分です。社会全体の利益を最大化することができるのは、そういった人たちだからです。

「働かない人がいること」よりも「他人の足を引っ張る人がいること」の方が問題です

ベーシックインカムが導入されれば、「働かなくても生きていける社会」になります。仕事にしがみつく理由がなくなるので、「成果をあげそうな人の足を引っ張る人たち」が少なくなることに期待できます。つまり「働かないで生活する人たち」を許容した方が、誰にとっても「得」なのです。しかし残念なことですが、「成果をあげそうな人の足を引っ張る人たち」が、完全にいなくなるわけではありません。

「他の人たちよりも、仕事ができる人だと思われたい」「頼りにされて異性にモテたい」といったくだらない理由から、他人の邪魔をする人たちは、どこにでもいます。「自分が評価されるためであれば、たとえ全体の利益が下がることになったとしてもかまわない」などと考える未熟な人たちは、たくさんいます。彼らにはできるだけ「働かないで生活する側」に回ってもらうようにしましょう。

ベーシックインカムが導入された社会において「働かないこと」は、悪いことではありません。社会全体の利益の最大化を阻害することはなく、社会の発展を妨げることもないからです。「成果をあげそうな人の足を引っ張ること」だけが、悪いことなのです。社会全体の利益の最大化を阻害し、社会の発展を妨げるからです。

「働かないで生活する人たち」を責めることよりも「成果をあげそうな人の足を引っ張る人たち」「働くことを利権にする人たち」を取り締まることの方が、はるかに重要なのです。

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