思考再開

自分さえ良ければ社会から、助け合い・共存共栄社会へ

「失業率」から「労働解放率」へ

「失業率」ではなく「労働解放率」と呼ぶベきです

世の中には、生活保護制度を利用して生活している人たちがいます。
大半の人たちは「働かずに生活している人たちがいるなんて許せない! もっと必死になって仕事を探すべきだ!」と憤ることでしょう。しかし、私はまったく逆の考えをもっています。「働かずに生活していける人たちがいるとは、なんて素晴らしいことだ! もっと多くの人たちが働かずに生活していけるようになったらいいのに!」

生活保護制度の賛否については、ここではとりあえず忘れてください。
「働かずに生活している人たちがいて、それでも社会は回っている」という事実に注目してほしいのです。

生産性が向上すればするほど、より少ない人数で、より少ない時間で、同じだけの仕事ができるようになりますので、つまり失業者が増えます。言い方を変えれば、失業率が上がったということは、それだけ社会が発展したということでもあるので、実は喜ぶべきことなのです。そうだとしたら、この「失業率という言葉」に問題があるということになります。

これからは「失業率」のことを「労働解放率(労働不要率)」と呼ぶようにしましょう。

失業率とは「これだけの人たちが仕事に就きたいのに、仕事に就けていませんよ」という比率のことです。それでは労働解放率とは何かと言うと、これは私が勝手に考えた言葉なのですが、「これだけの人たちが働いていなくても、社会は回っていますよ」という比率のことです。

前者であれば、その数字が高くなればなるほど「貧しい国である」ということになります。後者であれば、その数字が高くなればなるほど「豊かな国である」ということになります。同じ数字を扱ったとしても、まったく正反対の意味合いとなるのです。

私たちは、「どうすれば『失業率』を下げることができるか?」ではなく、「どうすれば『労働解放率』を上げることができるか?」「どうすれば労働から解放された人たちを増やすことができるか?」といった問題提起をすべきです。

(※「働いている人たちと働いていない人たちが出てくることは、不公平ではないのか?」といった考えが頭をよぎるかもしれませんが、これについては他の記事で触れることにします)

業務効率化のジレンマを解消して、社会全体の利益と個々人への分配を最大化させましょう

私たちの多くは、「業務効率化のジレンマ」を抱えながら、働いています。本来は業務の効率化を進めるべきなのだが、本当に効率化してしまうと、自分で自分のことを「失業」や「低賃金」への危機にさらしてしまうことになるので効率化できない、というジレンマです。(※「業務効率化のジレンマ」については、こちらを参照)

今の社会はこのジレンマにより「社会全体の利益の最大化ができなくなっています。実は「業務効率化のジレンマ」を解消するのは、簡単です。「失業率」を「労働解放率」と呼ぶようにして、「労働から解放された人たち(仕事に就いていない人たち)も食べていける社会」にしてしまえばいいのです。個々人が自分の職を守る必要がなくなれば、業務改善はどんどん進みます。会社組織の利益は最大化されやすくなり、ひいては社会全体の利益も最大化されやすくなります。巡り巡って個々人への分配も多くなります。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

おすすめ記事

no image 1
第6章 介護離職・介護職員の人手不足について

介護業界の人手不足は深刻です。 高齢化社会は、ますます加速していきます。介護業務 ...

no image 2
ベーシックインカムと「働かない人」に対する不公平感の正体

「働かない人」に対する不公平感は「錯覚」あるいは「幻想」です 「いかなる理由があ ...

no image 3
「業務効率化のジレンマ」がある限り、社会全体の利益は最大化されない

業務の効率化は悩ましい 仕事において、無駄をなくして、生産効率を上げることは、重 ...

no image 4
生産性が向上すればするほど、失業しやすくなる

生産性の向上と雇用の増加は相容れません 生産性の向上と雇用の増加は相容れません。 ...

no image 5
「楽」をすることは「悪」ではなく「知恵」である

「楽」をしないことは、お客様に対して失礼です 仕事において「楽」をすることは「善 ...

no image 6
「誰にでもできる仕事」と「再就職が容易な社会」と「人材の流動化」

私たち自身が、再就職が難しい社会を作っています 再就職(再チャレンジ)が難しい社 ...